昨年も6月のテーマは『雨』
ペトリコールという名の石の匂い
雨が降る匂いから作った香りは
男性が纏うような感じだったのだけど
今年は思いっきり女性が纏うための匂いにした
特にベースノートに使ったのが
アンバー
すこーしだけ入手できたので
この不思議な匂いを使ったブレンドに。
そして今年の源氏のお話は
あの雨の夜の男どもが女に品定めをするシーンでない
雨のイメージする
夜にふわっと香り朝には萎れてしまう
「夕顔」
有名な段でお話の内容も
朝には死んでしまう夕顔の有り様が印象的です
源氏物語の中でも特にこの夕顔にまつわるイメージは
儚い彼女の人生をいろいろ考えてしまう
あるひとは
彼女の病名を考えたり
私なんぞは生き霊を飛ばした六条御息所の気持ちを考えたり
人の感情が怨霊を生み出してしまうってところは
今の時代にも重なるところがあるのかなって思う
ということで旅アロマの今回のチョイスまずは源氏遊びの5つの基本の香りは以下のもの
イランイランミュゲクラリーセージカモミールジャーマンそしてアンバー
そこから夕顔の段を当てていただく1、2、3同じで4、5毎月参加くださるSさん!精油1つ1つも夕顔の段も大正解!
この頃はハズレが少なくって年々、嗅覚が鋭くなってる
「当たりました!!」
今回のお菓子のレシピも雨 涙 石の匂いをテーマにした水羊羹なかなかこの形を整えるのって難しいけどSさんからは「お店が開けるくらい美味しい」といっていただけた💕
今回はこちらにもレシピ紹介です🎵あずきの水羊羹中段は白餡に抹茶入り(塩ひとつまみ)最後はバタフライピーの錦玉ちょっとレモン汁を加えて紫色に。あ、季節的には紫陽花の時期栗を月(ムーンフラワーなので)に見立てそこに色付けした青とピンクの塩(これもバタフライピー)
和菓子は作り立てが命でも朝の小一時間でできるからお家イベントにちょこっとに役立つかな
ということで後半は精油で作り天然香水
合計10種を配合して『ムーンフラワー』10mlが出来上がりました
月の花とは『夜香木蘭」西洋では夜顔(夕顔)のこと清少納言が夕顔の花を「どうしてあんなに大きく育ってしまうの」って実に残念と枕草子で紹介しているらしい
天女の伝説もある花には「罪」っていう花言葉もあったり源氏物語の夕顔の段は何かしらの夜の罪深い匂いを感じたりするのです
あ、干瓢もこれから作るし🌟種子は歯痛に利用されたらしいし、、怪しげでもあり魅力的でもあり7月頃にどこかのお家から夕顔の花の匂いに誘われたら六条御息所の怨霊に取り憑かれるかもってミステリーを感じたり素敵な6月の香りの旅となりました〜
来月もまったりじゃらん旅アロマで楽しんでいただきます今年も「真夏の夜の夢」ツー夏は香りで物語をイメージしながら素敵な夜を過ごしていただきたいかな
香り好きな人、お待ちしていますね🌕 電話はこちら 043-268-5152