今月の技香士 ステージDの高齢者ケア
コミュニケーションをテーマに
実習先で ハンドトリートメントと香りのフェイススケール実習を行いました
その報告書が出来上がりましたので
こちらにアップいたします
今回用意した精油は
特に成分を意識したものを3種用意
ラベンダー
レモングラス
そしてクローブ
それぞれの香りを嗅いでどんな反応になるのかを
聞いていきます
すると いろいろな感想をいただきました!
同じ香りを嗅いでいただいても
やっぱり嗅いだことがある香りとそうでない香りでは反応がだいぶ違う
特にクローブについては
「歯医者さんの匂い」って反応された方がいらっしゃいました
何かの経験値に近い感じ
香りの記憶ってそんなところなのかもしれません
そのほか
ハンドトリートメントではどんな会話がされていたのかも
逐語記録をしていきます
今回逐語のモデルになってくれたエフさん
香りについては
こんなお話になりました
石井先生「嗅いでみて」
Fさん「あぁ、いい匂い」
石井先生&技香士「いい匂い?!」
Fさん「いい匂いだけど分かんない。なんだか」
石井先生「いいの。いい匂いだった?」
技香士「いい匂いだった」
石井先生「嫌じゃない?」
Fさん「ん?嫌じゃない?嫌じゃないよ、好きだよ」
好きだよって言葉
いろいろな意味で
素敵な言葉だなって思う
相手を拒否しない素敵なワード
Fさんはそれに気がついているんだなって思います
その先いろいろな会話があったのだけど
Fさん「優しいよね。みんな優しい。私だけじゃない」
家族と離れて暮らすことの心の気持ちの部分
「優しさ」からくるかもしれない
こうして アロマハンドを通じて
Fさんの柔らかい気持ちの襞に触れると
ここでのFさんの生活スタイルが見えてくるよう
そんな風に技香士さんの実習時間が過ぎて行きました
逐語は 後で見ると高齢者の方の様子がわかります
この会話の中から 学ぶことがきっと見えてくる
実習で経験することは座学でするものの何倍もの価値があるなって思います
さて今回受講生のHさんが作った表情スケール
かなりみやすいものを考えてくれました
これを見るとハンドに参加いただいた皆さんが
ニコニコになったことがよく見えてきます
次回からフェイスになります
まずは座学からそして実習へ
お顔 触ってもいいかなって
Fさんに聞いたら
きっと「いいよ」って言ってくれるかなって