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千葉で生まれた香りには

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千葉で育っている香り
クロモジ
生徒さんのつながりから
千葉工大のT先生と出会うことが出来ました
彼の研究は多岐にわたっていて
そのなかから 千葉の生産者の方たちとのつながりで
君津の黒文字を育成しているプロジェクトの方々と
いろいろな活動をリンクさせている!というお話

また研究室のさまざまな実験器具をつくっていらっしゃるOさんとも出会い
濃厚な3時間をすごしました

黒文字も日本各地に存在していて
その地域の環境や土壌
そして土地の方々の力によって
香り成分にちがいがある、かもしれません
との話をT先生から
それはそうですよね!
千葉の土壌と他の地域の土壌ではまったく違う香りになるって
なんだか当たり前な話
それでも人によっては分かりずらい話ですが
先生からきくとなんだか納得

T先生のお話は 精油のお話から植物油の話
稀少糖の話まで
すっごく 世界が広がる話ばかりです

で つぎは千葉の黒文字ってすっごく由緒があるって話
Oさんより伺いました
これがまた、本当に感動的っ
つづきはブレンドデザイナーで(笑)っていいたいのですが
どうしてもご紹介したいので!

実験の最中
大学の芳香蒸留水がしあがったときに
Oさんが
「この匂いなんのにおいにはいってるかわかる?」
「????」→一同
黒文字の量がわずかだったこともあり
あの独特なリナロールの甘ーい香りを感じませんでした
むしろ アルコール臭な感じ
するとOさんも嗅ぎ嗅ぎして
お話を始めました

「実はシャネルNo.5をつくったエルネスト・ポーは
 彼の香りの基となる植物からの抽出方法を
 あの世までもっていってしまったらしい
 でも 聞き伝えによると
 初期のシャネルNo.5には 千葉県産の黒文字が伝われていたとか」

江戸の時代には爪楊枝として
そして あのシャネルにも黒文字が使われていたとなると
千葉の黒文字
かなり優秀なリナロールの塊だったのかも
なんて 想像してみたり
最後にのこった黒文字の切りかすから
あの黒文字の香りがぷーんと!
ローズウッドのように感じる優しい香りです

次回のチャンスには是非精油が出来上がる所を!
その時 ハンドトリートメントをご紹介したいです058.gif




by airycare | 2016-09-02 22:26 | Trackback | Comments(0)

千葉のaeaj認定校として約13年。オンラインと対面と。どちらも楽しんでいただいています!


by airycare@おーた
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