クロモジの雨城楊枝
2016年 04月 04日

和精油のクロモジという名前での印象が強い黒文字
家族でお花見な週末に
念願だった君津の三舟山のイベントで
お昼のお弁当をhanahacoさんでゲット
Iさん 忙しい折に対応いただいて
ありがとうございます💓

そうして
郡ダム近くの三舟山マルシェで職人さんが楊枝を作っているのを発見!
このごろ千葉産のよい香りものを探していたこともあって
この偶然に感謝です

久留里には「雨城楊枝」という江戸からの伝統ある品物とのことで
調べてみたら
それもかなり由緒正しい伝統工芸と判明です

「香り善し
口に入れて善し」
この伝統を受け継ぐ一族が長寿だったのも
黒文字のおかげのようだとも書いてありました
口に入れる芳香植物
つまり
歯磨き粉もない時代の
口腔のお手入れになる爪楊枝
楊枝職人さんはいろいろな意味で口にいれる木を
江戸の時代から考えていらっしゃったのだなと思います
以前 楊枝は柳のアスピリンを利用したって
どこかで読んだ覚えがありましたが
江戸から繋がる千葉の黒文字もかなりすごい
なにげない生活用品のなかに
香り成分が使われていたことに
今だからあこがれに近い気持ちが湧いてきました
昔は山にいけばあった黒文字
このごろは楊枝の材料として手に入れるのがむずかしくなったそう
さてアロマテラピーとしては成分をしりたくなり
調べてみると
黒文字の葉っぱは1,8シネオールが多いとのことですが
楊枝になる枝はリナロールがなんと!
60%越えるとか
鎮静 鎮痛 抗炎症などなど
成分からの想像も膨らみます
君津の小糸川付近の桜を満喫した週末でした

