父へのケア
2013年 11月 15日
母の話では 少し前から重たい咳をしていたようですが
とくに 体調が悪いということもなく
その日は朝食もいつも通り
でも 出かけようとして乗った電車で
後ろ髪がひかれるような気持ちになり
母は 反対側のホームで 自宅へ踵を返しました
「このまま 行き先にいくと良くない気がする」
自宅にもどると 先ほどまで普通の状態だった父が
頭にタオルを巻いていたそうです
熱が上がり始めていました
そこから緊急入院となり
集中治療室へ 咳 血痰 いろいろありましたが
4日ほどで一般病棟となりました
少しだけ肺炎が改善されたのです
そこから3週間 いまでは肺炎は癒えて
もともとの心臓の治療となっています
が やはりこの肺炎が力のない心臓に負担となったのかもしれません
水が排出できない状況となり
3週間前から落ちた食欲がまだ戻らない状態でいます
昨日は 新しい薬のおかげで少しだけむくみのとれた足をケアしてほしいとの話
夏の頃 パンパンで軽く衣類の上から触るくらいしか出来なかった父の足
むくみが少しひいたので
触れる面積は 膝下と足裏まで広げる事ができました
ケアの方法は 表面をなでさするだけ
でも 次第に表面温度が上がっていきます
もむことと擦ることの違いを感じます
そうしているうちに 父の冷たい足が 温かくなっていきました
今まで学んできたことが 役になってるかな
「なんだか 治療されてるみたいな手だね」
目を閉じていた父が急に口を開きました
「あったかくて気持ちいい」
約10分だけのcare
今回は オイルなしでしたが
次回は 看護師さんと相談の上
オイルを使ってみたいと思います
かさかさの父の足裏 もう少しよい感じになれそう
病院に入ってからの父は
あまりよく眠れなかったようで
周りの声や音にかなり敏感となっていました
なので 少し眠そうな父に横になるようにすすめ
病院のタリーズへ
そういえば 今日はまったく休憩なしで
千葉から横浜に来ていたことに気がつきました
ホッとする瞬間です
5分ほどゆったりしてから
少し父が気になり 病室へ
すると 父がいなくなっていました
看護師さんに訪ねると
「トイレ」との答え
今日はまだあまり尿の排出量が少なかったとのことだったので
もしかしたら 足のケアがよかったのかも
戻って 肘に頭をのせた形で横になった父と
娘の話で少しだけ笑いました
「困ったもんだなぁ(笑)」と父
そのうち目を閉じながら話を聞いてた父の肩がぴくっとなり始めました
穏やかな時間
そのうちはっと目覚めて
「なんだか 寝ちゃったよ」
誰かいると気を使う父で 起きてないともったいないと言っていたのですが
私は そのまま寝てていいよといって
持ってきた資料を読み始めました
父はそのまま ゆっくりと
母が戻ってきました
実は なかなか美容院にいけなかった母
今日は私と交替で 髪の毛をすっきりさせに
病院側の美容院に
寝ている父をみて
「このまま 夕飯食べにいこう
お父さん ほとんどゆっくり寝てなかったから」
「足のマッサージってすごいのねぇ こんなに深く寝ることなかったのよ」
母との食事を終えて
3時間の帰宅になりました